コーチまじで死んでください
衝撃的なタイトルですが、私が思っている感情ではありません。
以前の所属先での教え子が、ネット上に書き込んだ一文です。
私がスポーツのコーチ職について、はじめて全国大会に引率することができたのがこの選手でした。もともと身体が大きかったのもあり、当時のクラブから全国レベルに進出する選手が出るとすればまず彼女だろうと思っていました。
指導していた間の3年ほどの期間、かなりの紆余曲折がありましたが、3年連続で全国の舞台を踏むことができました。ただ、実際の練習内容としては、こちら側が若さを前面に出した強行的指導をしていたこともあり、なかなかうまくいっていなかったのは事実です。コーチが怒る→選手は不貞腐れて頑張らない→コーチが怒る→選手が…という無限ループ状態に陥っていました。
たまたま、私が退職した時期とほぼ同じころ、彼女の家の近くに新たなクラブが新築されたので、彼女はそちらのクラブに移籍したようです(その辺の事実関係は本人と一言も話をしていないので推測の域を出ませんが)。
そして、お互いが新天地で始動し始めたころだったと思います。たまたま、あるきっかけで、私は彼女のブログ(携帯で作るようなやつ)を発見してしまったのです。
そこに書かれていたコメントが、タイトルの一言「コーチまじで死んでください」です。この文面での「コーチ」は、私のことではなく、今現在教わっている指導者のことです。
練習内容が気に食わなかったのか、むしゃくしゃしていたのか、そんな理由はまったくもって知りませんが、誰にでも見ることのできるインターネット上のスペースに、「死んでください」という言葉を書けることに驚きました。
もしかしたら、その指導者もご覧になっていたかもしれません。だとしたら、さぞかしショックを受けられたことでしょう。
私と彼女は仲違いする格好で、私は退職し(それだけが原因ではありません)、彼女も新しいクラブへと移籍していきました。そして、新天地に移ったと思ったら、そこで出会った指導者のことを「死んでください」。
どういう指導者を彼女は求めているのでしょう。
そんな風にしてしまった一因には私の指導力不足もあります。私の言動が彼女を情緒不安定に陥れたかもしれません。もう二度と同じような失敗を繰り返さないよう努めているつもりではいます。
その一言を見て以降、彼女のブログは一度として訪問していません。それ以上、ショックを受けるのが嫌だったからです。見ていないので何とも言えませんが、もしかしたら、私は「死んでください」以上に、卑劣な非難を受けているかもしれません。いや、もう私のことなど忘れ去っているかもしれません。わかりません。
ただひとつ言えることは、私がこれからもスポーツ選手の育成に携わる以上は、選手に「コーチまじで死んでください」と思わせるような指導をしてはいけないということは間違いないはずです。
繰り返しになりますが、彼女が私自身初の全国レベルの選手だったこと(嬉しかった!)。そして、その後の練習中にさまざまなトラブルがあったこと(悶々としていました)。そして、その結果移籍した先のコーチに「死んでください」と書き込んだこと。これらは、すべてセットで私の記憶の中に、永遠に忘れることなくとどまり続けます。
今の所属先で、今日から同名の子を教えることになり(初心者クラスで)、そんな過去を思い出してしまいました。自警の意味で、ブログに載せておくことにします。
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